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Channel: 美少女レスラー桜庭愛♪
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えっちな試合 一碧なつみ

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スポットライトに照らされたリング。
短めのショートの一碧なつみと長い黒髪の桜庭愛。
お互いに入場曲は派手にやっても試合はマジということで、ガウンを脱ぐといつものコスチューム姿になる。
ゴングと同時に両者とも腰を落とし、お互いにフィンガーロックを狙い合う。
 隙をうかがいながら、なつみが愛の腕を引き込み脇固めを狙う。
肘に体重がかかる前に愛はバックステップでかわしくるっと反転しなつみの顔面に裏拳。体重を乗せた一撃に小さく悲鳴を上げて倒れる。

 「一碧なつみの脇固めが極まる瞬間、桜庭愛のカウンターが炸裂!」
 「桜庭さんの恐ろしいとこが早くも出てきましたね?」
 「グラウンドに入る前に潰す。面白い展開になりそうですね。」

 レフェリーのファイトの掛け声が響く。
 身体を低く半身に構える一碧。愛はフットワークを刻んでヒット&アウェイ。
 じりじりと間合いを詰め、愛の前に出した右腕をなつみが掴む。
 掴まれた腕を大きく振り下ろし、なつみの身体の重心を崩して、その隙をついて下から抱え込む愛。なつみの身体を振り上げる。
「おおっと、強烈なパワーボム!桜庭愛の得意技が早くも一碧なつみをダウン」
強かに身体を打ったなつみが怯んだ瞬間を見逃さず、愛の腰が大きく旋回する戦斧のようにミドルキックがなつみに叩き込まれる。
 桜庭愛の強烈な一撃に、思わず片膝を突いてしまうなつみ。

 「ミドルキックを受けた一碧なつみが片膝をつきました!」
 「流石に場慣れしてますね。」
 「どういう事ですか?」
愛は腰を低く落とし、一碧なつみを睨み付ける。
 「桜庭愛さんはレスラーになる前はケンカを主体にしていたといいます。」
 「それで、カウンターなのか。」
 「さすが、よく見てる。なつみちゃんは立ち上がりたいけど、」
 「立ち上がればカウンター攻撃が飛んでくる。」
 「プロレスの試合だと思っていないのでしょうね。2人にとって真剣勝負だという認識。プロレスとは違うけど剣術の説話にこれと似たようなエピソードがあるわ」
 「倒れている相手を立ち上がらせたときに刀を振って倒したというやつね」
 「普段の愛さんからは想像もできないだろうけど、この試合は本気のようね?」

ダメージをゆっくりダウンカウント8まで休んでからファイティングポーズを取るなつみ。ファイトの声を合図に、なつみが低い、地を這うような片足タックルで愛を倒し、グラウンドに移行する。そのまま足を取り、アキレス腱固め!
 極められる前に身体をひねり、なつみの脇に取られた足を抜く愛。
 抜かれた足を引っ掴み、そのまま膝十字をなつみが狙うが、逆に目の前にあるなつみの足を掴んだ愛がクロスヒールホールドを極めようとする。
 しかし、上半身を起こしたなつみが足首を極められる前に、愛の右足の膝裏に腕をねじ込み、膝固めに取る。

 「グラウンドでの攻防をみせます両者」
 「グラウンドで対抗しようとしてますけど、極めきれてませんね、桜庭さん」
 「なつみちゃんの関節技、ドンドン上手くなってますね。関節技は形じゃなくて支点、力点、作用点の3つが理解できていれば極めることができるんです。なつみちゃんは上手いですね。やっぱり」
「サブミッションは形で覚えるとちゃんと身につかないからね。テコの原理がきちんと理解できていないと極めることはできないし」

なんとか身体をずらし、空いている左足でなつみの肩口を蹴り飛ばした反動で、なつみの腕から自分の右足を愛が抜く。その表情には余裕すらある。
 立ちあがりなつみの姿を目で捜すが、すでになつみは愛のサイドからカニバサミで飛び付いていた。斜めからの飛び付き膝十字固めかと思われた瞬間。
愛が反応、なつみのクラッチを強引にはずしまんぐり返しの体勢に。
なつみビクッと身を竦める。
 さらに、愛がなつみの背後にまわりこみ後転する形になったなつみを…
「やぁん!、愛ちゃん、なっ何してるんですか!」
「えっ、ん、なつみちゃんのおっぱいがおおきいなって…」
背後から胸をもみもみもみもみ…!
 
「これが、愛撫クラッチだぁ…!」
得意そうに愛は背後から一碧なつみを固定しつつ満天の笑顔♪
一碧なつみの膝裏に足を差込み固定しつつ、なつみは上半身を起こされ両腕をフルネゾンの形に極められる。なつみの両腕の自由を奪うと愛は水着の上から刺激を与える
それを顔を赤らめて身悶えるしかできない。

 そして…意地悪くなつみに囁く愛。
それにビクッとして戦慄した表情になるなつみは、降伏の言葉を口にしていた。
一碧なつみがタップ!

 「一碧なつみが飛びついた瞬間、それを強引に切り返してのセクハラクラッチ、一碧なつみが悶える。腕、足が複雑な形で極められた複合関節技に! …ギブアップ、ギブアップ! 一碧なつみがギブアップ宣言。桜庭愛の勝利です!!」
憮然としている解説席 
「愛ちゃんにしてやられたようね?」
 一碧なつみを放して歓声に笑顔で手を振っている愛。
なつみは不甲斐なさに項垂れている。それを見た愛はやさしくなつみを抱き起こした
「いやー、なつみちゃんが強くって搦め手じゃないと勝てなかったわ」
「…愛ちゃん。」
「うん、ごめんね。試合の後、今日は私のおごりで好きなものおごってあげる」
 
 鹿沼千尋 「本当に意地が悪いですよ。愛ちゃんは。先ほど私達のした関節技の講釈とまったく違うやり方で関節技を極めて勝つ。なつみちゃんが仕掛けたカニバサミを切り替えして…愛撫クラッチ。一見、セクハラ技ですけど、スリーパーや、ベアハッグを認めている分、ただ触っているだけというグレーゾーンで技を誇示している。
…それだけじゃなく、心理的攻撃、相手に対しての羞恥心。そして胸を掴んで肺の空気を圧迫する。立派な絞め技ですよ」
 
「愛ちゃん。今回は私の負けです」
なつみは顔をあげて愛を見つめた。それに友達だと思っている。
「愛ちゃん。最後の技は…セクハラ技なんですか?それにあの時言った事は」
 
「あれだって技よ。それに本心だし」
それに苦笑するなつみ。
 
「愛ちゃん、そんなに大威張りされても困りますよ?」
そう、微笑みながら一緒に控室に入る。そして、身体を寄せ合い抱き合った。
 
…恥ずかしかった。けど、それが本心なら…。
「私も愛ちゃんのこと大好きです。だから、いっぱい愛して下さいね?」

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