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Channel: 美少女レスラー桜庭愛♪
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これまでの、あらすじ

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・・・自分勝手。それがいちばん手っ取り早いのかもしれないな。
自分だけが得をすればいいという生き方がデフォルトなのかも?

そう、思う事は・・・たまにある。
たまに、思い、しかし、違うと否定する。

そんなものに価値などない。
自分勝手の欲望に何の輝きがあろうか・・・?

常に「正義」を重んじること。
それが、皆を惹き付ける輝きであり、その憧れこそが次に繋がる道だと少女は知っている。それを見せるのが『自分』のプロレスだと桜庭愛は断言するのだ。
イメージ 1
新たなるストロングスタイル。
容姿端麗な華やかさと質実剛健の強さは比例しないとされていた。

ファンの間ではそれは「=」ではなかった。
容姿端麗な華やかさを新日本女子プロレスの魅力とするならば、
ワールド女子プロレスは、武骨な「強さ」こそ、魅力だといえた。

力で指し示す。
新女とワールドの対抗戦は「交流」を名目にした力の誇示に他ならない。

ドレッド宮城という武骨なまでの巨漢のブルファイターはその力の体現者であった。
男性プロレスの女性版という意味においての。日本を二分する東西大戦となった
女子プロレス団体の全面対抗戦。金網の女王の異名さえもつ女子レスラー。

実力は上だと思われていたドレッド宮城とパンサー理沙子の一騎打ち。
理沙子の持つアジアヘビー級王座のベルトを賭けた試合。

・・・経営陣の思惑は見事に粉砕された。

パンサー理沙子の実力は本物で、試合は一方的にパンサー理沙子が勝利した。
多彩な投げ技でマットを舐めさせられ、最後はパンサー理沙子の必殺技の前にワールド女子のプロレス。誇示してきた「力」は明確に力で塗り替えられてしまった・・・

イメージダウンを怖れた経営陣は宮城の再戦要求を会社として否定。
だが、理沙子の前に立ちふさがったのはドレッド宮城ではなかった。

長い黒髪を腰まで伸ばし、快活な笑顔と元気いっぱいの女子レスラー
「武骨」とは程遠い、愛嬌あるアイドルレスラー。

その試合の前にファンたちが驚いたのは若手の下克上。
ドレッド宮城をはじめとした上層部を放逐、金網の女王を金網デスマッチで完膚までに叩きのめした叛旗を翻した首謀者は新団体KIZUNAを宣言。

文字通り、ワールド女子から取って代わった新団体は積極的に新女との交流戦を継続
その示威を見せる組まれたパンサー理沙子との一騎打ちは皆を納得させる。
彼女が告げた新たなストロングスタイルだった。

 美少女プロレス。今まであった女子プロレスを刷新し、それが常識になりつつある

劇場型のプロレス。その美少女レスラーによって、
可愛い=強さ。にその試合を見るファンの意識は改変されていった。

 そして、

パンサー理沙子との因縁の試合は、金網デスマッチでつけられようとしていた。

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