・・・何時からだろう。
『強くなりたい』と拳を強く握りしめたのは。
腕に覚えがあると自覚するようになって、リングにあがる様になって、此処に多くの友達との絆を結んだ。
●自分より、強い女子レスラーと闘いたい。
そして、その人と、『友達になりたい』と愛は思った。
「愛ちゃん、今日は負けないよ」
リングの上で対峙し、笑顔で微笑みかける相手に私もまた、笑顔で身構える。
同期の美少女レスラーたちとの激しい試合。
リングの上で紡がれていく友情と親愛。
「ん・・・、うん。私だって負けない」
鳴り響くゴング。リングの上で今夜も熱い少女たちの闘いがはじまる。