○武藤めぐみ(15分28秒.ローリングクラッチホールド)桜庭愛●
リング中央での力比べを武藤は拒否、
掴みかかる愛をいなし、ローリングソバットを腹部にめり込ませる、苦痛に愛は蹈鞴を踏んで後退。流れを掴みたい武藤はダイビングラリアットで愛の後頭部をマットに叩きつけ、ダウンした愛の足を掴み、片逆エビ固めで痛めつける。これは苦悶の表情でロープリリース。
しかし、角度を絞られ痛めつけられて愛は動きに精細を欠く。
動きの鈍った桜庭愛に武藤の空中殺法が決まり始め、一瞬の隙を突いて、体重を乗せたフェイスクラッシャーで愛の顔面をマットに叩きつけると、ビクンッと愛は身震い「くふっ、あっ、ああああーっ」
立ち上がる愛だったが、焦点が定まらない瞳でふらふらとしている。
12分過ぎから疲弊した愛を自コーナーに追いつめて膝蹴りでダメージを蓄積させる。「あがっ、ああっ、アンッ、あ、あぅ・・・」
何度も武藤のジャンピングニーを食らい口元から涎を噴出し、青色吐息な状態。
それでもしぶとく立ち向かってきた桜庭愛を武藤めぐみは高角度のパワーボムで叩きつけ、フォール体勢。
「・・・あぐっ、まっ、負けないっ!」
まんぐり返しの格好を腰を跳ね上げ崩す愛。
だが、身体が疲弊し反撃が続かない桜庭愛を武藤めぐみはローリングクラッチホールドで丸め込む様に叩き伏せて3カウントをもぎ取った。