そこは人知れず世界を守る魔法戦士の養成機関。
そこで魔物に襲われていた魔法戦士を助け、蜥蜴のような体躯の魔物に背後からジャーマンスープレックス！
後頭部が潰れたトマトのようにひしゃげ、ヒクヒクと痙攣する魔物を一瞥し、背後から襲われていた女性をみた。
「あっ･･･ありがとうございます」
気恥ずかしそうに顔を赤らめつつ、憔悴しきった顔を上げる。
その身体は官能に火照り、内股は魔物の唾液だろうか･･･？
ぬらぬらとぬめりを帯びていた。
「･･･あの、お名前は？」
そう、おずおずと私の名前を聞いてくる。
「ん、私の名前は、桜庭愛。そんなことより･･･大丈夫？」
介抱してみてわかった。ドレスのような衣装の胸元は破け、豊満な乳房が露出し、
同じ女性に身体を、汚された姿を見つめられるのがイヤなのだろう。
顔を背け、視線を合わせない。
「･･･はい、大丈夫です」
それが、この物語のはじまり。私と魔法戦士たちとの邂逅の物語。