まずは天魔。群馬は過去の奪還作戦で解放されてるけど、
残党や新勢力も含めて千と見積もっているわ」
代わりに、逢魔。あの男の配下の式は12体。
･･･この前、一体、倒したから11体ね。
天魔の方はそんなに気にしなくてもいいみたい。
群馬に古来から住む精霊たち、俗に言う地霊、妖怪ね。
「あの、河童。･･･あれは陰陽道から生み出された人造人間だったけど、本来の河童や天狗、そういった人たちが、
私たちに協力してくれているから天魔の方は駆逐されているっていってたわ」
「ただ、妖怪たちも人間の精気を糧にしているからそれを欲しいっていってくるときに相手に納得してもらうために勝負しなきゃいけないけど･･･」
「味方の勢力は政府の陰陽師の先生や剣士、戦士、多くの撃退士が県庁や各都市に組織されているわ。妖怪と友達って思っているのは私ぐらいだから。
「三つ巴ね。天魔＝妖怪＝人間の構図」
「ただ、憎魔の方は人間の恨み、妬み、悪意とかで発生するから」
それはどのくらいいるか、わからないわね。
･･･相談相手は多いわよ。人間も妖怪も。
妖怪は女の子が多いかな。うちの団体の選手にも妖怪って出自の子もいるし。
わけへだてはしないわ。だって、みんな、私の大切な友達なのだし。