煌々と輝く照明にホール照らされた会場は熱い試合でヒートアップしていた。
大人の魅力と熟れた肢体に露出の高い黒いハイレグボンテージ。
銀色の長髪を靡かせながらエリザベスえりかは桜庭愛を圧倒していた。
ゴングとともに軽快なフットワークからの蹴りを受け、エリザベスえりかは艶っぽい吐息。ぶるんっと豊満な乳房が衝撃に揺れ、ねっとりとした息継ぎがリングに吐き出される。しかし、その反応と裏腹にダメージはないと愛は思っている。
長身のえりかが黒いエナメル質のロングブーツを蹴り上げた。
…ビックブーツ!
「くっ、んんぅ」
風を切るような音とともに繰り出される前蹴りをバックステップを利かして避ける。
170㎝の上背は愛よりも頭一つぶん大きい。大振りの攻撃も考えて避けなければ
大ダメージだ。身構え、間合いを考える。
(大きめの相手だから足元を狙うのは定石だけど…)
ローキックを放つと最初は受けていたが、今はこちらのタイミングをわかったのか、当たってもダメージを与えられない。
…まったく手ごたえを感じない。それが桜庭愛を慎重にさせていた。
エリザベスえりかが掴みかかってくる。
その動きを見て、フェイントで背後に回りこむと
腰を掴んでジャーマンスープレックス。
「あぐっ、あああ・・・!」
えりかの悩めかしい悲鳴が会場に木霊する。
「あぐっ、あああ・・・!」
えりかの悩めかしい悲鳴が会場に木霊する。
(…まだ、ダメだ)
大粒の汗を拭い、エリザベスえりかの前髪を強引に掴むとコーナーポストに押し付け、鋭く腰を捻りガラ空きのボディに膝蹴りが下腹部にめり込む。
大粒の汗を拭い、エリザベスえりかの前髪を強引に掴むとコーナーポストに押し付け、鋭く腰を捻りガラ空きのボディに膝蹴りが下腹部にめり込む。
エリザベスえりかは腹部にめり込んだ膝パッドの圧力と衝撃にリングに涎が飛び散る。
「…うぐっ、ふっ、ふうぅっ!」
「…うぐっ、ふっ、ふうぅっ!」
両目を見開き秀麗な眉が苦悶に歪む。
あ、ああああ…っと、呆然と崩れ落ちるエリザベスえりかを抱きとめ、
逆さまに持ち上げる。ハイレグ気味の切れ込みを舌先で愛撫すると、汗だくの肢体からぷっくりと乳首が浮き上がり透けて見える。
その状況に呆然としてしまうえりかをパイルドライバーでマットに叩き付けた。
強かに後頭部を強打したえりか。
まんぐり返しの体勢で片足を掴みながらフォール体勢。
レフリーの叩き付ける手首の音が二回で終わってしまい、歯噛みする。
一旦、距離を取らなければ…。
そう、思った瞬間、腰が掬い取られるように持ち上げられ激痛に顔を顰める。
「あ、あああん、はぁん…!」
ビクッと大きく身震いして顔をそらしぐったりとなる。
エリザベスえりかのベアハッグ。高々と持ち上げられ観客の視線の先に晒される
高々と掲げられながらそのまま、マットに叩き付けられ、
一気にスタミナが吹き飛ぶのを感じる。汗だくで身動きできない私を捕まえて、
今度は逆さまに担ぎ上げて股間を愛撫。淡い繫みを鼻で掻き分け、
レオタードの布地を舌で器用に脇にずらし淫核を嘗め回すと刺激にビクンッと爆ぜた
「あぅふぅ、…あああああぁ!」
相手の舌の感触に身震いして呆然としてしまう。
脳に血がいかず、呆然としてしまってさらに股間のこの刺激。
叩き付けられ時には、一瞬、ここが何処だかわからなくなっていた。
(…あ、ここは)
頭を上下に振って気持ちを持ち上げる。
頭を上下に振って気持ちを持ち上げる。
…まだ、負けてない。負けたわけじゃない。
蒼いチューブトップの水着。
股間の部分が唾液を刷り込まされ淫らな染みとなって広がっていく。
その湿った感触が気持ち悪い。だけど、今はそんな事は些事。今は相手を見なくちゃ
まんぐり返しのような体勢になってしまうがレフェリーがカウント3を叩き出す前に体勢を崩す。押し倒すようなフォールが崩れて…カウント2.9。
ギリギリの所でレフェリーのカウントは止まり、私はかろうじて助かった。
が、後頭部を強かに打ちつけた私は立ち上がれない。
吐く息は熱く。疲労と快楽に乳房の中心はピクンッと膨らみ、四つん這いにされている屈辱もあって頬が朱に染まっていった…
それでも、歯を剥いて、襲い掛かる。
(負けたくない。…負けないために)
おおおおっ…と、私は吠えながら相手に向かっていく。
エリザベスえりかは渾身のタックルを受け止めた。
黒いリストバンドが私の下腹部に結ばれ、思考が一気に上へと持ち上げられる。
そして…。
衝撃にリングがたわむ。
「ワン、トゥ、スリー!」
レフェリーのカウント3が入り、エリザベスえりかは右手を突き上げた。
誰の目にも明らかな勝利が決まった。
歓声に包まれる喧騒に、うっとおしくて瞳をあけた。
見上げる照明の明かりがまぶしくて。いつまでもその光景が鮮明に覚えていた